2005-01-01から1年間の記事一覧
普段の住まいは東京のど真ん中に在るにも関わらず、電波障害要因でもあるのかTV東京が視聴不可能という憂き目に会っております。結果、都県境を越えて実家に帰ってテレビをつけているときはおのずとTV東京漬けになってしまいます。なぜかって本作のようなジ…
もういくつ寝るとお正月。お正月と言えば、高田渡の『ハッピーニューイヤーブルース』か、本昨収録の『春よ来い』を思い出します。鈴木茂大先生のFuzzギターがイントロから炸裂したかと思うと、おもむろに 「お・しょ・お・がつといえぇ〜ばぁ〜」 と、若か…
The Bad SeedsからBlixa Bargeldが脱退した時には一抹の寂しさと不安を感じました。発表されたコメントから察するにNick先生ご本人も結構凹んでたようです。一方で近年のあの御仁(Bargeldさん)の担当業務は実のところは「ノイズ」と「悲鳴」と「そこに居る…
キャリアも長く、超有名映画"Back to the Future"のサウンドトラックで不動の位置を占めているが故に、こびり付いた手垢がどうしても落ちない感のある彼らですが、本作の素晴らしいジャケットをご覧下さい。何度眺めても全員不敵。簡潔ながらも印象深いこの…
最初に購入した布袋氏の作品はライブ盤でしたが、"Guitarhythm"シリーズの1作目、2作目と順番にハマって、リアルタイムで初めて経験した氏の作品が同シリーズの3作目である本作でした。氏は自らDJを勤めていたラジオ番組「ミュージックスクエア*1」にて、本…
歴史上のマイルストンになるようなバンドってあります。そういうバンドは往々にして活躍していた土地や時代の背景も含めた空気感を身に纏っています。だからこそ、多くの人々にとって尋常ならざる存在になっているものです。 The Stone Rosesというバンドも…
布袋寅泰のミュージックスクエア必修科目第3弾*1。 番組では、「もう今日は丸ごとELO特集」みたいな厚遇を布袋氏から受けていたバンドの一つですが、それも納得のクオリティを湛えております。DJ布袋がかけてくれたELOの曲の中でも個人的に一番印象に残って…
巨星堕つ*1。享年76歳であられたそうです。 リンク先の御近影が半端ではありません。「論より証拠」とはまさにこのこと。たった3年前の撮影ですから大先生当時は73歳のはずですが革ジャンですよ。革ジャン。強調しといてなんですが、肝心なのは「革ジャンを…
今年も暮れましたね。そろそろユニコーンの『雪の降る町』を歌いたい、そんな季節。そんな2005年のニューカマー(死語?)の作品の中で個人的なぶっちぎりベスト*1が本作です。リリース前後からやけに評判が良かったですが、聴いてみたら評判のまんまでした。…
結構昔の話ですが、東京都町田市の某楽器店の店長さんがCurtis Mayfieldのライヴ盤と一緒に本作を紹介してくれました。店長曰く「これらの作品はスペシャルである」と。何故なら「演奏者とそこに居合わせた観客の間でのヴァイブ*1がスペシャルであるから」と…
奥田民生の"Mother"に続いて、実はなんのこっちゃさっぱりわからんにも関わらずグッと来る歌詞第2弾"My Back Pages"を収録したBob Dylan御大による4枚目のアルバムです。インテリの香り振りまく難解な歌詞が散々続いた後の 「思えばあの頃の私はとっても老け…
90年代初頭のお話です。洋楽のプロモーションビデオクリップに天気予報を被せて垂れ流す、という妥協の産物的テレビ番組をたまに観てました。私の記憶が正しければフジテレビで深夜(というより早朝)に放映されていたこの番組の曲のセレクションは、実に、…
中高生の頃、溜まり場だった友人宅で味付け海苔をつまみながらホケーっと観た番組がこうしてDVDになっているとは思いもしませんでした。カドミウムイエロー、フタロブルー、クリムゾンレーキ、ヴァンダイキブラウンといった色の名前だけで敏感に反応してしま…
活動休止だそうです。最近は解散とハッキリ言わないことのほうが多いんですね。ハイロウズって、良く言えば偉大なマンネリズムに支えられていたバンド、悪く言えば完全なマンネリに陥っているバンドだったと感じます。The Blue Heartsの解散後だけをカウント…
本作、むか〜し、渋谷のレコファンで100円で買いました。ライナーノートに醤油みたいなシミがついてました。 所謂デジタルロックが流行っていた頃に 「ProdigyよりもJesus Jonesの方がよっぽど好きだ」 と発言したら、 「その2つを比べるのが間違っている」 …
「私は待っているわ 愛してくれるまで 貴方を待っているわ さようなら」 …って破綻してると思います?破綻してないと思います? この方を語るにはとりわけ陳腐な表現になりますが、聴く側の体力や精神力が万全でないとちょっとした隙を衝かれて憑かれそうで…
本作のリリース時は少々気難しいお年頃だったので「好きだ」と言えませんでしたが今なら言えます。「大好きです」。 たまたまテレビで観たライブでの彼女らの唄の下手さには辟易とさせられたのを覚えています。いまの私が当時の映像を観たならば、不快感を通…
漫画です。表紙の2名のうち、姉の方がピアノを習います*1。この子がピアノを弾いている風景がなんともいえずグルーヴィです。まるでコロコロと音色が聞こえてくるかのようにすら感じたので、普段は音楽のレビューしか書いてないところで本作をご紹介しました…
心の唄。 友だちじゃないか/ONE FAVORアーティスト: ぢ・大黒堂,トータス松本,九條仁里,小田和正,佐久間正英,カラオケ出版社/メーカー: ソニーレコード発売日: 1999/02/05メディア: CD購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (5件) を見る
なんと言われようが、良いものは良い。そんなことを信じる心の強さをLennyは持っていなかったのかもしれませんが、Vanessa ParadisがLennyを捨ててJohnnyとくっ付いたのは、そんなところを見限ってのことのような気がします。余計なお世話ですが。このアルバ…
「鉄壁」とか「完全」とか「洗練」とか「極み」とか、何かと厳ついイメージで修飾されていることの多いSteely Danです。そんな謳い文句を鵜呑みにして"Gaucho"だとか"Aja"とかから入門する人が多いようです。私もそうでした。その結果、ガッカリ、とか、何が…
自分が非常に多感だったタイミング(当時中学生)で目にしたFreddie Mercuryの追悼コンサートは今思えば規模も質も凄まじいものだったのですが、如何せん当時の自分は無知でした。Robert PlantがZeppelinのヴォーカルだったってことすら知りませんでしたし、…
Queenって小姑のようなオールドファンにとっては突っ込みどころ満載のバンドです。*1そんなこんなについて、いつも通り、くだらないことをあれやこれやと書いておりました。 が、 今日がFreddieの14回目の命日であることをふと思い出したので、ちょっと書き…
本作、野坂氏に対する諸々の先入観*1抜きで鑑賞することは甚だ困難かと思われますが、そんな劇物をも何の気なしにランダムで再生しちゃうiPodは非常に愛い奴です。お陰様で、本作の魅力に改めて感じ入ることが出来ました。 「自殺! 暗殺! 虐殺!」 そんな…
ソロの歌手なのに(なのにと言うのも変ですが)、脇役たるその時々のバックバンドがいつどこを切り取ってもカッコイイ。敏腕ミュージシャン達をことごとく吸引している様を観ていると、 凡人には分からん玄人を惹きつけるフェロモンを放射している。 超強力…
Bjorkに関しては、暴力的に要約すると「凄いヴォーカリスト」もしくは「凄いアーティスト」ってことで通ってますが、内心「小難しくて付き合ってられん」と思ってる方も実は結構居られるのではないかと思います。そんな方々は彼女の音楽と無縁な生活を送って…
どんな音楽を聞いているかもスタイルや身嗜みの一環としてみなされてしまいがちな世知辛い昨今の世の中で、 「別に音楽好きじゃないから」 と、某音楽誌に申し込まれた取材を断ったとの逸話を聞いて、伊東美咲姐さんに惚れました*1。「無人島に持って行きた…
私が中学生だった当時放映されていたホンダのTVコマーシャルでは、バブル時代の残り香がぷんぷん匂うその名も"Bad Love"というEric Claptonの曲が流れていました。迂闊にもこの曲に感じ入ってしまった私は、馴れないレコード屋を訪れ、間が持たない中で持て…
Paul WellerによるカバーでEttaさんの歌と出会い、オリジナルを手にしてみて先ずはそのルックスに惚れました。 喧嘩が強そう。 本作はベスト盤ですが、ジャケットを見ると瞭然なことに実は天童よしみにそっくり。この際『大ちゃん数え唄』でも歌ってくれない…
Beckの一曲に続く「Wurlitzerに恋してる」特集第2弾。TLCの超有名曲、"Waterfalls"です。 この曲、一時はもう、TVK(テレビ神奈川)にチャンネルを合わせたら必ず流れているのではないかと思わされるほどに露出の激しかった曲ですが、この3人組と特に接点が…