2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

エスパイ(福田 純)

普段の住まいは東京のど真ん中に在るにも関わらず、電波障害要因でもあるのかTV東京が視聴不可能という憂き目に会っております。結果、都県境を越えて実家に帰ってテレビをつけているときはおのずとTV東京漬けになってしまいます。なぜかって本作のようなジ…

はっぴいえんど(はっぴいえんど)

もういくつ寝るとお正月。お正月と言えば、高田渡の『ハッピーニューイヤーブルース』か、本昨収録の『春よ来い』を思い出します。鈴木茂大先生のFuzzギターがイントロから炸裂したかと思うと、おもむろに 「お・しょ・お・がつといえぇ〜ばぁ〜」 と、若か…

Abattoir Blues / Lyre of Orpheus(Nick Cave & The Bad Seeds)

The Bad SeedsからBlixa Bargeldが脱退した時には一抹の寂しさと不安を感じました。発表されたコメントから察するにNick先生ご本人も結構凹んでたようです。一方で近年のあの御仁(Bargeldさん)の担当業務は実のところは「ノイズ」と「悲鳴」と「そこに居る…

Huey Lewis & The News(Huey Lewis & The News)

キャリアも長く、超有名映画"Back to the Future"のサウンドトラックで不動の位置を占めているが故に、こびり付いた手垢がどうしても落ちない感のある彼らですが、本作の素晴らしいジャケットをご覧下さい。何度眺めても全員不敵。簡潔ながらも印象深いこの…

Guitarhythm 3(布袋 寅泰)

最初に購入した布袋氏の作品はライブ盤でしたが、"Guitarhythm"シリーズの1作目、2作目と順番にハマって、リアルタイムで初めて経験した氏の作品が同シリーズの3作目である本作でした。氏は自らDJを勤めていたラジオ番組「ミュージックスクエア*1」にて、本…

Second Coming(The Stone Roses)

歴史上のマイルストンになるようなバンドってあります。そういうバンドは往々にして活躍していた土地や時代の背景も含めた空気感を身に纏っています。だからこそ、多くの人々にとって尋常ならざる存在になっているものです。 The Stone Rosesというバンドも…

Discovery(Electric Light Orchestra)

布袋寅泰のミュージックスクエア必修科目第3弾*1。 番組では、「もう今日は丸ごとELO特集」みたいな厚遇を布袋氏から受けていたバンドの一つですが、それも納得のクオリティを湛えております。DJ布袋がかけてくれたELOの曲の中でも個人的に一番印象に残って…

Rumble! The Best Of Link Wray(Link Wray)

巨星堕つ*1。享年76歳であられたそうです。 リンク先の御近影が半端ではありません。「論より証拠」とはまさにこのこと。たった3年前の撮影ですから大先生当時は73歳のはずですが革ジャンですよ。革ジャン。強調しといてなんですが、肝心なのは「革ジャンを…

We Are Little Barrie(Little Barrie)

今年も暮れましたね。そろそろユニコーンの『雪の降る町』を歌いたい、そんな季節。そんな2005年のニューカマー(死語?)の作品の中で個人的なぶっちぎりベスト*1が本作です。リリース前後からやけに評判が良かったですが、聴いてみたら評判のまんまでした。…

Live(Donny Hathaway)

結構昔の話ですが、東京都町田市の某楽器店の店長さんがCurtis Mayfieldのライヴ盤と一緒に本作を紹介してくれました。店長曰く「これらの作品はスペシャルである」と。何故なら「演奏者とそこに居合わせた観客の間でのヴァイブ*1がスペシャルであるから」と…

Another Side Of Bob Dylan(Bog Dylan)

奥田民生の"Mother"に続いて、実はなんのこっちゃさっぱりわからんにも関わらずグッと来る歌詞第2弾"My Back Pages"を収録したBob Dylan御大による4枚目のアルバムです。インテリの香り振りまく難解な歌詞が散々続いた後の 「思えばあの頃の私はとっても老け…

Sex & Religion(VAI)

90年代初頭のお話です。洋楽のプロモーションビデオクリップに天気予報を被せて垂れ流す、という妥協の産物的テレビ番組をたまに観てました。私の記憶が正しければフジテレビで深夜(というより早朝)に放映されていたこの番組の曲のセレクションは、実に、…

"ジョイ・オブ・ペインティング"「神秘的な山」(ボブ・ロス)

中高生の頃、溜まり場だった友人宅で味付け海苔をつまみながらホケーっと観た番組がこうしてDVDになっているとは思いもしませんでした。カドミウムイエロー、フタロブルー、クリムゾンレーキ、ヴァンダイキブラウンといった色の名前だけで敏感に反応してしま…

Tigermobile(THE HIGH-LOWS)

活動休止だそうです。最近は解散とハッキリ言わないことのほうが多いんですね。ハイロウズって、良く言えば偉大なマンネリズムに支えられていたバンド、悪く言えば完全なマンネリに陥っているバンドだったと感じます。The Blue Heartsの解散後だけをカウント…

Liquidizer(Jesus Jones)

本作、むか〜し、渋谷のレコファンで100円で買いました。ライナーノートに醤油みたいなシミがついてました。 所謂デジタルロックが流行っていた頃に 「ProdigyよりもJesus Jonesの方がよっぽど好きだ」 と発言したら、 「その2つを比べるのが間違っている」 …