2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

好き好き大好き(戸川 純)

「私は待っているわ 愛してくれるまで 貴方を待っているわ さようなら」 …って破綻してると思います?破綻してないと思います? この方を語るにはとりわけ陳腐な表現になりますが、聴く側の体力や精神力が万全でないとちょっとした隙を衝かれて憑かれそうで…

JET CD(Puffy)

本作のリリース時は少々気難しいお年頃だったので「好きだ」と言えませんでしたが今なら言えます。「大好きです」。 たまたまテレビで観たライブでの彼女らの唄の下手さには辟易とさせられたのを覚えています。いまの私が当時の映像を観たならば、不快感を通…

バカ姉弟 4巻(安達 哲)

漫画です。表紙の2名のうち、姉の方がピアノを習います*1。この子がピアノを弾いている風景がなんともいえずグルーヴィです。まるでコロコロと音色が聞こえてくるかのようにすら感じたので、普段は音楽のレビューしか書いてないところで本作をご紹介しました…

友だちじゃないか(ぢ・大黒堂)

心の唄。 友だちじゃないか/ONE FAVORアーティスト: ぢ・大黒堂,トータス松本,九條仁里,小田和正,佐久間正英,カラオケ出版社/メーカー: ソニーレコード発売日: 1999/02/05メディア: CD購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (5件) を見る

Vanessa Paradis(Vanessa Paradis)

なんと言われようが、良いものは良い。そんなことを信じる心の強さをLennyは持っていなかったのかもしれませんが、Vanessa ParadisがLennyを捨ててJohnnyとくっ付いたのは、そんなところを見限ってのことのような気がします。余計なお世話ですが。このアルバ…

Pretzel Logic(Steely Dan)

「鉄壁」とか「完全」とか「洗練」とか「極み」とか、何かと厳ついイメージで修飾されていることの多いSteely Danです。そんな謳い文句を鵜呑みにして"Gaucho"だとか"Aja"とかから入門する人が多いようです。私もそうでした。その結果、ガッカリ、とか、何が…

Break Like The Wind(Spinal Tap)

自分が非常に多感だったタイミング(当時中学生)で目にしたFreddie Mercuryの追悼コンサートは今思えば規模も質も凄まじいものだったのですが、如何せん当時の自分は無知でした。Robert PlantがZeppelinのヴォーカルだったってことすら知りませんでしたし、…

Greatest Hits(Queen)

Queenって小姑のようなオールドファンにとっては突っ込みどころ満載のバンドです。*1そんなこんなについて、いつも通り、くだらないことをあれやこれやと書いておりました。 が、 今日がFreddieの14回目の命日であることをふと思い出したので、ちょっと書き…

鬱と躁(野坂昭如)

本作、野坂氏に対する諸々の先入観*1抜きで鑑賞することは甚だ困難かと思われますが、そんな劇物をも何の気なしにランダムで再生しちゃうiPodは非常に愛い奴です。お陰様で、本作の魅力に改めて感じ入ることが出来ました。 「自殺! 暗殺! 虐殺!」 そんな…

セシルのブルース(小島麻由美)

ソロの歌手なのに(なのにと言うのも変ですが)、脇役たるその時々のバックバンドがいつどこを切り取ってもカッコイイ。敏腕ミュージシャン達をことごとく吸引している様を観ていると、 凡人には分からん玄人を惹きつけるフェロモンを放射している。 超強力…

Gling-Glo(Bjork Gudmundsdottir & Trio Gudmundar Ingolfssonar)

Bjorkに関しては、暴力的に要約すると「凄いヴォーカリスト」もしくは「凄いアーティスト」ってことで通ってますが、内心「小難しくて付き合ってられん」と思ってる方も実は結構居られるのではないかと思います。そんな方々は彼女の音楽と無縁な生活を送って…

稲村ジェーン(サザンオールスターズ)

どんな音楽を聞いているかもスタイルや身嗜みの一環としてみなされてしまいがちな世知辛い昨今の世の中で、 「別に音楽好きじゃないから」 と、某音楽誌に申し込まれた取材を断ったとの逸話を聞いて、伊東美咲姐さんに惚れました*1。「無人島に持って行きた…

Journeyman(Eric Clapton)

私が中学生だった当時放映されていたホンダのTVコマーシャルでは、バブル時代の残り香がぷんぷん匂うその名も"Bad Love"というEric Claptonの曲が流れていました。迂闊にもこの曲に感じ入ってしまった私は、馴れないレコード屋を訪れ、間が持たない中で持て…

20th Century Masters: The Best Of Etta James (Etta James)

Paul WellerによるカバーでEttaさんの歌と出会い、オリジナルを手にしてみて先ずはそのルックスに惚れました。 喧嘩が強そう。 本作はベスト盤ですが、ジャケットを見ると瞭然なことに実は天童よしみにそっくり。この際『大ちゃん数え唄』でも歌ってくれない…