2005-01-01から1年間の記事一覧

ヤリタミン(ロリータ18号)

このAmazonの画像、いくらなんでもこんな状態でお店に並んでいるわけではありません。紙パッケージからCDのケースを引っこ抜いて、ブックレット*1が中に入っている状態が表示されてますけど、お店に行けば、4人のパンク姐さんが和装に身を包んだ素敵なジャケ…

Imperial Drag(Imperial Drag)

アメリカのバンドが続きます。Jellyfishと言えば、その解散後も各界にコアなファンが分布する偉大なポップバンドです。奥田民生も惚れ込んでいて、その一翼を担っていたAndy SturmerがパフィのGodfatherであることは有名な話です*1。 Imperial Dragはその偉…

Book Of Bad Thougts(Uncle Green)

またまた、布袋寅泰の『ミュージックスクエア』ネタです*1。「あんまり知られてないんだけどいい曲なんだよね」って具合にDJ布袋がかけた本作収録 "I Don't Wanna Know About It" には、直ぐに反応しました。ガレージィな演奏とファインメロディの応酬。思わ…

One Hot Minute(Red Hot Chili Peppers)

今や、色んな意味で「なかったこと」にされているアルバムですが、なかなかどうして魅力的です。昨今のFrucianteのギターが「昆布と鰹のダブル出汁」ならば、本作でのDave Navarroのギターは「昆布と鰹のダブル出汁風化学調味料」といったところでしょうか。 …

Joy(Yuki)

以前、朝日美穂さんの『だいすき』という曲を採り上げた際に、「ハウスミュージックとは何ぞや?」というテーマに行き着き、結局は「誰か教えてください」という結論に達したのですが、誰も教えてくれないので自分で簡単に調べてみました。 どうもカギは「4…

Gorgeous George(Edwyn Collins)

上手い例えが見つかりそうで見つからない、どうにも形容し難い歌唱。なんかビヨヨヨ〜ンというコブシを効かせて唄うこの方法、どっかで聞いた覚えがあるのですが思い出せません。Orange Juice時代からのことも含めて、Edwyn Collinsのことは良く知らなくて(…

Hendrix Was Not The Only Musician(Thee Headcoats)

ジミヘンだけがミュージシャンだったわけじゃないんだぜ・・・的な*1Kinkyスピリット。そりゃそうだと言われたら御仕舞いですが、そんなストレートなひねくれっぷりに★を3つ進呈*2。加えて脱力感と写実性の黄金比で構成されているジャケット*3に★を2つ進呈。…

Searching For The Young Soul Rebels(Dexy's Midnight Runners)

20年ぶりに新作を録音しているという話を小耳に挟んだもので・・・。 むか〜しむかし、スカとはホーンが入っている音楽なんだとばかり信じていた中学3年生の頃、このバンドもスカバンドなのかと思っていました*1。大間違い。アイリッシュですやん。ま、スカだろ…

Paris, Texas(Ry Cooder)

このアルバムは映画のサウンドトラックなのですが、Ry Cooderのスライドギターが全面的に、静かに鳴っています。 話の筋そのものは「だからどうした」だとか「現実性に乏しい」と言ってしまえばそれまでのものとも取れますが、何やら引っ掛かるものがあって…

Give Me Convenience Or Give Me Death(Dead Kennedys)

随分前に、Sepulturaというブラジリアンメタルバンドのライヴビデオを見ていたとき。Sepulturaの演奏する前奏に合わせて、中途半端に頭の禿た中年太りのオッサンが、中途半端なズボンをはいてクネクネ踊っていました。 インパクト1000%。 彼こそがかつてこの…

Live at Sin-E(Jeff Buckley)

アメリカの至宝。 ライブ録音の会場はニューヨークのアイリッシュカフェだそうで、紙ナプキンに残ったコーヒーカップの底の染みがなんとも臨場感溢れるジャケットの一枚。才能爆発寸前の若者がテレキャスター1本と声だけでフロアの空気を独り占めにしていく…

Don't Believe The Truth(Oasis)

"Cigarettes and Alcohol"のレビューから間髪入れずでナンですが、この新譜がかなり良い。 なんだかんだ言ってNoel Gallagherの独壇場、というのが個人的な感想。これから暫くの間は楽しませてくれそうな1枚です。 Don't Believe the Truthアーティスト: Oas…

Sweet Spot(ゆらゆら帝国)

前作『しびれ』と『めまい』が凄すぎただけに、新作はどうかとこの2年間思ってました。心配しただけ無駄でした。 「お箸の国の人だもの」と言うのは当たらないかもしれませんが、このバンドの良さを100%享受するには日本語スキルが必須事項。曲名に「はて人…

Cigarettes & Alcohol(Oasis)

・曲名:「タバコと酒」。 ・テーマ:「結局は人生、自分でどうにかせなあかんのですわ」=「やったもん勝ちですわ、人生」 ・曲:T-REXのパクリ ・ジャケット:乱痴気騒の実況中継(恐らくノンフィクション) 昨今、ニューアルバムのリリースを控えて、やっ…

夏はあきらめた(バンバンバザール)

以前にレビューした吾妻光良氏とただならぬ縁を持つバンバンバザールです。 初期の学生バンドのような面影も今となっては消え失せ、プロジェクトの度に外部の精鋭達が集合霧散を繰り返す、海千山千の敏腕中小企業のような風格すら漂ってきた、と勝手に感じて…

The Very Best of Solomon Burke(Solomon Burke)

面構えからして非の打ち処が無いと思います。この御仁、自分のレコーディングが済んだ後シカゴで大雪が降っているというニュースを聞いて、録音の結果も確かめずに飛んで帰ったそうです。 「雪下ろしの時給はイイから」 というのが理由だそうで。この世代の…

系図(高田渡)

日本のフォークミュージックと書いて原義通り民謡と取られても困るのですが、いわゆる「フォーク」ってありますよね。日本のフォークミュージックの先達や伝統からはどうしても、団塊の世代の暑苦しさや、左翼青年の理想の眩しさや、貧乏学生の卑屈さがみた…

Rain Dogs(Tom Waits)

ロックミュージックを真剣に聞き出した中学生の時分の、知識を吸収する意欲はそれこそ乾ききったスポンジのようでした。ただ、いざ知識の入手方法となるとサッパリという状態でもありました。「BOφWYは嫌いだけど布袋は好き」などと偉そうに発言していたのは…

Sound of McAlmont & Butler(McAlmont & Butler)

レコードのリリースが待ち遠しくて仕方が無い。特に中高生の時分にそんな気持を味わった事がある人は多いと思います。 まだ僕が高校生のときだったか、以前ここで触れた"BeatUK"という深夜番組でちらりとPVを観たのがきっかけで僕はこの二人が作っている音楽…

Squeezin' & Blowin'(吾妻光良&The Swinging Boppers)

以前、別のレビューにFaith No Moreのギタリストの風貌に衝撃を受けたということを書きました。ハゲと長髪の組合せに受けた衝撃について。そういう意味では、このアルバムを作った吾妻光良というオッサンも負けたものではありません。一時の風貌は言葉では形…

Lust For Life(Iggy Pop)

"TRAINSPOTTING"という映画ご存知でしょうか。一大ブーム期には、渋谷の街に行くと其処にも此処にもあのオレンジ色のポスターが貼ってあったような、大学に行くと1人といわず3人は登場人物の顔がプリントされたTシャツを着ている奴を見かけた様な、とにかく…

Waiting For The Punchline(Extreme)

ホントに隅から隅まで聞き通した生活の一部とも言えるアルバムを素直にご紹介するのは初めてかもしれません。 でもですね。このアルバム人気無いんですよ・・・ホントに。挙句の果てには、このアルバムを最後にバンドは解散しましたし。題名からして”オチを待って…

Crumb(David Boeddinghaus, Craig Ventresco)

写真(カバージャケットの画像)が無いと多分地味過ぎますね。どちらにしろ、このアルバムのジャケットは大多数の人には地味に映ることと思います。ロバート・クラムという漫画家を題材にしたドキュメンタリー映画のサウンドトラックですが、ラグタイムと呼…

私服刑事

ロックンローラー。 その純然たる和風な響きから貴女は誰を思い浮かべますか?*1 矢沢永吉? 王道。 内田裕也? 或る意味王道。 大友耕平? 微妙に王道。 布袋寅泰? 本人的には王道。 尾藤イサオを思い浮かべた貴女・・・『夜もヒッパレ』毎週観てたりしません…

Let's Get It On(Marvin Gaye)

見てくれだけはPUNKを気取るどの映画よりもPUNKなROCKムーヴィー、“School of Rock”観ましたか?教師生徒混合バンドで出場したコンテストで賞を逃して落ち込むROCK教師を「Sex Pistolsだって何もWINしなかったじゃないか」と慰めるROCK生徒。映画館の暗がり…

gabrielle(gabrielle)

大学に入って、初めてインターネットの世界に入門したのですが、広大な情報の海へイカダで出帆しては即帰ってくる、もしくは遭難する、というようなことの繰り返しでした。何せBookmarkって何のことやら二重の意味で分からず、URLを大学の手帳にシャーペンで…

どんなものでも君にかないやしない~岡村靖幸トリビュート

ハウスミュージックってどんな音楽のことか知ってますか?さて、本作の企画者でもある朝日美穂さんによる『だいすき』という曲のカバーがそれはもうだいすきです。失礼な話ですが、朝日美穂さんの自作の曲のどれよりもだいすきです。で、この曲を人に紹介する…

Angel Dust(Faith No More)

異色。当時見てても今見ても。色々と捉え様はあるのでしょうが、キーボード(今はこういう呼び方しない?)の分厚い音がしばしば挿入されつつも、ギターソロのバックはベースだけだったりと、なんともガチンコな雰囲気漂っていました。子どもが聞いた感想と…

Statues(Moloko)

今日からmixi始めました。*1暇を見つけて、好きな音楽のReviewをコツコツと積み重ねてみようかな、と折角の年頭ですので考えました。「★幾つ」とかは、迷いそうなので、常時5つにしときます。*2 それなりにオススメの出来るものしか載せないと思います。 この…