2006-01-26から1日間の記事一覧
中高生の時分の友人一同の溜まり場の主だった男は、文化的な兄貴の存在も手伝ってか、若くして類まれなる慧眼の持ち主でした。 彼にまつわる逸話について書き出すとキリがないので控えさせて頂きますが、記憶に鮮明なのは、我々が高校生だった(確か中学生で…
「けっして歌の上手い人ではないが、彼の誠実な人柄が歌にも表れている。ライヴはMC入り。」 有名な『CDジャーナル』誌による本作のレビューからの一部引用ですが、本作7曲目に収録されている『なんとなく、クリスタル』を聞けば、シバキョウ*1が「決して…
昨年末のテレビ東京の邦画3本組特集の1番手として、以前にレビューしたジャンク映画『エスパイ』の前の前に放映されておりました。何の気なしに観直したら、やっぱりいい映画だと思いました。 ドラマチックなストーリーであるはずなのに、ため息の出るよう…
深夜の友達"Beat UK"*1でいきなり聴かされた本作冒頭の"The Riverboat Song"のギターリフ一発だけでレコード屋に走りました。文字通り走りました。 ギタリストのSteve Cradockさんは師匠(Paul Weller)の脇での下積み時代には実にチンチクリン的風貌の、頼…
岡村靖幸トリビュートに並ぶ品質を誇るトリビュート盤です。Kemuriからスカパラまで、皆さん、愛と自己主張を込めてルースターズの名曲を演奏してらっしゃいます。 "Do the Boogie"で、バッキバッキでブルブルな*1ギターサウンドを放射しているthee michelle…
青春映画や青春小説や青春音楽*1といった「青春作品」に大抵共通して含まれている成分が「コンプレックス」だと思います。 幼少期から思春期にかけて自分がコンプレックスに苛まれていたかと思うと、そんなでもなかったような気もするわけですが、最近、「青…