ジョゼと虎と魚たち(犬童一心)

昨年末のテレビ東京の邦画3本組特集の1番手として、以前にレビューしたジャンク映画『エスパイ』の前の前に放映されておりました。何の気なしに観直したら、やっぱりいい映画だと思いました。

ドラマチックなストーリーであるはずなのに、ため息の出るようなリアリティが備わっていて、個別の描写を取り上げだすとキリがないですが、冒頭のナレーションから最後の最後まで、気を抜かずにくまなく観ても報われる映画だと思います。


妻夫木聡(主演男優)、池脇千鶴(主演女優)、くるり(音楽担当)と、普段は個人的に好んで接しない方々が不思議なことに尽くお集まりですが、それにも関わらず、それらの皆さん全てが素晴らしいと素直に思えます。*1


ちなみに、チョイ役*2で出演している女優さんは、お名前こそ存じませんが、見かけるたびに魅力的な方で気になります。キリンビールのテレビコマーシャルで、佐藤浩市がひとっ風呂浴びているところに唐突に顔を出し「タコ好き!?」と問う、シュールな女将さん役を演じておられました(人違いだったらごめんなさい)が、相も変らず魅力的でした。何者なんでしょ。


ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]

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*1:とりわけ妻夫木氏はチャラチャラした大学生を演じさせたら右に出る者が思いつかない。

*2:チャラチャラした大学生妻夫木クンのセックスフレンド。