Guitarhythm Wild(布袋寅泰)

最近、ホウレンソウ切ってて自分の指を切った自分のことは棚に上げて、サンドウィッチ切ってて自分で指切ったNeil Youngのことを笑っていたのですが、布袋先生もさすがにWild。けっこう頻繁に負傷してこられた気がします。

転んで頭蓋骨を骨折したってのがやはり記憶に鮮やかですが、前妻と口論になって思わず壁殴って指を骨折というのもあったそうです。そんな話をこともあろうに自伝でお書きになられたそうで、しばし唖然といたしました。うちのベーシストのカトウ君*1以下ですね。


思えば、私が中学生の頃にも負傷話がありました。

実はこの件が原因で、当時は生きがいのように楽しみにしていた彼のライブが延期になって死ぬほど落胆したわけですが、布袋先生もかなり落ち込んでおられたようで、DJを務めていたNHK-FMミュージックスクエアにて陳謝しておられました。


ワタクシ、実際に番組を聴いていたので忘れもしませんが、あのとき、番組で、


「ガレージで転んで」手の指を骨折した


って仰ってましたね・・・。


で、 まさかとは思いますが、あの時、自伝で書いてらっしゃった壁殴り骨折のこと、


「ガレージで転んだ」って誤魔化してた


わけではないですよね?


大変に、大変に失礼ながら、ただいま、ワタクシ、疑っております。布袋先生、あの時、嘘をついておられたのではないか、と。

ま、それならそれで、嘘のショボさと今さら自伝でホントのところを書いちゃう「ビバ自分」っぷりがとても微笑ましいです。

私の疑いが間違っているのであればあったで、手の指を2回も骨折するギタリストってのが、また間抜けで笑えます。彼にとって守るべきものはもう無いのでしょうか。


そんなわけで延期になった後に無事催行されたライブ。ワタクシが生まれて初めて観にいったこのライブが実は録音されており、後に本作としてリリースされました。

今となっては一腐れ二腐れあるにしても、あの日、横浜アリーナで全身が興奮したのは確か。目をつぶればあのときの風景が思い出され、照れくさいながらも熱いものを感じる。そんな原風景がフォーマルに記録されているということ自体は恵まれていることだと思います。


GUITARHYTHM WILD

GUITARHYTHM WILD

*1:彼は酔って高所から飛び降りて足を骨折した。