Dirty Boogie(The Brian Setzer Orchestra)

『暑いって言ったら罰金』って言ったら罰金」


・・・って話すら漏れ聞こえる亜熱帯のこの季節、熱く焼けたトタン屋根で跳ねる猫の歌で始まるこのアルバムが無性に聴きたくなります。

オレンジ色のGrestchを抱えたStray Catsガリガリ不良少年も、今となっては梅宮辰夫のような風貌となってしまい、暑苦しくすらあるのですが、ま、暑いときに熱いものを食べるということでしょうか。


音の方は相変わらずの尖がりっぷり。その上に歌がとってもお上手。結果として本作はグラミー賞受賞し、バンドの成功の象徴となりました。

本作で猛暑を乗り切ろう!だなんて思っちゃいませんが、ま、気分ぐらいは変わるかもしれませんね。


ところでSetzerの辰っちゃん、布袋先生とのお約束を反故にしたそうで、先生、一時はオカンムリでした。守れない約束はしちゃいけません。

ま、今となってはどっちのタチが悪かったのかは見当もつきませんが*1


それにしても布袋先生、Brianの辰っちゃんには手を上げなかったんですね。ま、田舎もんは外人に弱いですからねぇ。


The Dirty Boogie

The Dirty Boogie

*1:男だとか、友情だとか、魂だとか、パンクだとか、御託を並べて何でもかんでも正当化するマッチョ野郎が大っ嫌いだ。挑発に乗って独善的に手を出す小心者である上に笑える結末も用意できないバカは後ろ指を指されるだけの報いを受けても当然だ。