夕子ちゃんの近道(長嶋有)

小説もエッセイもいちいち琴線に触れることが多すぎて、いちいち書き出してみると、周りの見えないファナティックに成り果てたようで自分が居た堪れなくて尻込みしている長嶋氏の作品です。


「若者のなってなさは、僕の世代で底をうったのではないか」という一文が新鮮でした。


氏の著書の一つが映画化されるそうですが、やれるもんならやってみろ的な気持ちを禁じ得ません。


夕子ちゃんの近道

夕子ちゃんの近道