東京ウォール(ジャパハリネット)

民放で深夜に垂れ流されている音楽番組で、様々なバンドが営業目的でアテフリでライブ演奏している様をよく観かけます。

あれ、やらされる方の身になると恥ずかしくて堪らんだろうなぁ、と思いつつも、ま、仕事だからしょうがないよね、とも思い直し、悪趣味にもキマリの悪さを楽しむが如く眺めることがあります。

おそらく85%ぐらいの方が、深夜の通販番組か何かを想起するであろうこのジャパハリネットという名前のバンドが出演していた時も、例外ではありませんでした。ヴォーカリストはリーゼントでスカジャン。キャラが立っているようで立っていない半端なバンドだなぁ、と。


が、


1曲、見終わる頃には彼らにすっかり感心しておりました。何が良いのかと言われると、明確な答えに窮するのですが、要するに全うな音楽を全うに演奏しているだけです。

ロシアから来たクソガキ2名が生放送番組への出演を土壇場で放棄したときに、急遽生演奏が出来たのがその場にはthee michelle gun elephantしか居なかったときも象徴的でしたが、そんな最低限のこともできないカストリ・バンドが連日連夜テレビを賑わしているのは、そんな最低限の品質差をも見極めることのできない人間が世の消費者の大多数を占めているからではないかと思います。


東京ウォール』でしたか…彼らの音楽はあれ以来聞いていませんが、彼らがいいバンドだということは良く伝わりました。


東京ウォール

東京ウォール