Burning Wheel(Primal Scream)

「曲名を付けた段階で作曲作業の8割は終わっている」 


…とはギターウルフ・セイジさんの名言ですが、ひとまずはその名前だけで途方も無く格好いい曲は確かにあります。

斯く言うセイジさんの命名した曲達は、確かにキリリと締まったいい面構え(名前)ばかりですし、「名は体をあらわす」と言うように、そんな曲たちが実際に良い音楽であることは多い気がします。


この辺はセンスや好みの問題としか言いようがないのですが、「極私的・曲名の格好いい曲チャンピオンシップ」という大会があるのだとするならば、かなり上位に食い込むであろう曲がPrimal Screamのアルバム"Vanishing Point”からシングルカットされた本作のBサイドに収録されております。

そもそも"Burning Wheel"というA面曲の名前からして正面切って格好いいのに、このB面曲のタイトルときたら、


"Hammond Connection"


ですよ。

たまりません。コールド勝ちです。シングルを買って、その曲名に気づいたときは心底感動いたしました。


この曲は兎にも角にもその名の通り、Martin Duffyのハモンドオルガンがピーヒャラピーヒャラと疾走し続けるクールなインストゥルメンタルトラックとなっており、名前負けしない佳作です。

こういう曲がしれっと収録されていたりするので、シングル盤を購入するのを止められません。


…とか何とか書いてたら彼らの新譜"Riot City Blues"にも粋な名前の曲たちが。例えば、


"Boogie Disease"


とか。


いや『ブギー病』ですぜ、旦那。ギターウルフみたいでしょう。


Burning Wheel

Burning Wheel