Gets Next to You(Al Green)

なんつう表情でしょう。ジャケだけで圧勝。お召し物も完璧です。

ウルフルズトータス松本もカバーしていた名曲"Tired of Being Alone"でのGreenさんの歌唱は心に滲みます。後に、何らかの理由で怒り狂った女性に煮えたぎった鍋の中身*1を、こともあろうに入浴中に背後からぶっ掛けられて大火傷を負い、その後は牧師になるまでに性格が変わってしまったというGreenさん。その上で"Tired of Being Alone"と思えたとするならば、たいしたタマです。


ちなみにこの曲をはじめて聴いたのは映画の挿入曲としてでした。しかもフランスの映画。エンディングではPortishead泣く子も黙る名曲"Glory Box"をいち早く起用していたこの『猫が行方不明』という作品は、映画としての良さもさることながら、音楽の使い方が実に上手であるという点でも記憶に残っています。

あのイントロでスタッフ・クレジットと絶妙にシンクロして流れるフランスのバンド*2のインストがまた聴きたいなぁ。


Gets Next to You

Gets Next to You

*1:どうやらシチューらしい。悲惨。

*2:Ceux-Qui-Marchent-Deboutという名のバンドである。