O.P.KING(O.P.KING)

そもそもサントリーの宣伝の為なのか、Chuck Berryの前座の為なのか。何にせよ結成の動機に不純なものが見え隠れするバンドです。

メンバーの皆様方、各々の売り上げの差こそあれど基本的にプロフェッショナルであられますので素人の話と比べるのも何ですが、こうやって適当にバンド組んでカバー(と言うよりコピー)ばっかやってもそれはそれで楽しいんだろうなぁと気がつく切っ掛けをくれました。今思えば。


一番最後に収録されているオリジナル曲『通り過ぎた夏』ではバンドの4人が順番にメインヴォーカルを回していきます。


民生先生、文句ナシ。ピーズ*1のベースの方(失礼ながらお名前失念)のお歌もまたなかなか。*2

誤解を恐れずに抽象的なことを申し上げますと、私、真心ブラザーズYO-KINGさんの近頃のやり方があまり好きになれないので、この方の担当部分で気分が少々萎えるのですが、最後のピロウズのドラマーの方(失礼ながらお名前を失念)の歌が、いつだってそんな気分を爽快にしてくれます。

不覚にも涙がにじむことすらあります。普通は「はい、カモーン!」などと歌い手に煽られた日には、それが誰であろうと凍り付いてしまうだろうと思うのですが、彼がそれをやると、自分もバンドのメンバーに合わせて「とおりすぎぃる夏〜♪」と歌ってるんですから不思議なものです。


O.P.KING

O.P.KING

*1:B’zではない。

*2:この方に関しては別の曲で出てくる「ただいま、おつかれ、おやすみ、小作人」というフレーズに脱帽した。