Leon(Luc Besson)

作風は懸け離れておりますが、「日本人好み」度では以前にレビューを書いた「コマンドー」に肉薄している模様です。


一時はともかく頻繁にテレビで放映されておりましたので、たまたま目にすると何に感心させられるって、Sting(主題歌担当)の音楽って何だかんだ言われながらもイイということです。

更にはNatalie Portmanの演じる女子のMatildaという名前を聴いてTom Waitsが聴きたくなって、Gary Oldmanを観てSid Viciousを思い出してSex Pistolsが聴きたくなって、それ以上でもそれ以下でもナシ。結局のところ、映画そのものは個人的にはどうでもいい*1わけですが、それはそれで結構なことだと思います。

考えたらLuc Bessonの関わる映画ってそんな映画ばかりな気もしますが、それは悪い意味ではありません。軽薄さを適温に保ち続けることって結構難しいことだと思います。


あ、Natalie Portmanさん。アメリカのSaturday Night Liveというテレビ番組で、ギャングスタ・ラップを披露しておりました。*2「あのNatalie Portman」が、あんな言葉やこんな言葉でラップして、最後には自分が座っていた椅子をインタビュアーに叩きつける、というネタです。

最近はAudrey Hepburnに似てきた感のあるPortmanさんですが、どう転んでも、いくら頑張っても、そこはかとない品格感が立ち上ってしまいます。どう転んでも、いくら頑張っても、そこはかとないアバズレ感が立ち上ってしまう昨今のWinona Ryderさんと比較すると、その激烈なコントラストが笑えます。正に左右対称といった趣です。


レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]

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*1:言い換えると、何が面白い映画なのか実はよく分からない。

*2:”Natalie Raps”というタイトルでNBCのウェブサイトでまだ観られるはず(これこれ。転載時補足。)。