コマンドー（Mark L. Lester）

ヤクルトのアホピッチャーが1ストライク3ボールから見え見えのスライダーをよりによってイ・スンヨプの真ん中高めに投げやがったため、韓国に負けた野球（WBC）の試合をたままた見ていたため少々クサクサしておりましたところ、野球中継の延長の影響を受けて、次にスケジューリングされていた洋画の放映が予定より遅れて始まりました。本作です。

「いったい何が始まるんです？」

「第三次世界大戦だよ」

ここには下らなさの雛形があります。余りもの下らなさに、横目でチラチラと見ながら、徐々にイ・スンヨプ・ショックが癒されつつあることに気づきました。

そもそもこの映画、自分が小学生の頃だかにテレビで観た記憶すらあるのですが（未確認）、いったい何度テレビで放映されてきたのでしょう。チラとでも観たことが無い日本人は殆ど居ないのではないでしょうか。 面白いか否かは観た人が勝手に判断すればよいことですが、ともかく視聴率は悪くないのでしょう。

個人的には監督にも俳優にもストーリーにも興味はまったく無いのですが、現カリフォルニア州知事であるアーノルド・シュワルツェネッガーの声を吹き変えている玄田哲章氏の声にはかなりの愛着を感じます。

シュワが何かするたびに「てい！」とか「セイ！」とか、彼が吹き込んでいるわけですがいちいち笑えて仕方がありません。考えたら、テレビで繰り返し放映される海外の映画やテレビシリーズには必ず、名声優が関わっている気がします（結果としてそうなっているだけと言えないこともないですが）。

本作には幼きアリッサ・ミラノが出演しておりますが、中学生の頃、友人がアリッサ・ミラノのアルバム（音楽の方）を持っていたことを思い出して笑いました。

その頃にはイ・スンヨプのホームランなどどうでもよくなっておりました。

あ、DVDをご紹介する形になってますが、やはり本作は日曜洋画劇場で観たい作品です。

＞テレビ朝日さん

次は「キャノンボール」が観たいです。

追記：間違えました。「バトル・ランナー」でお願いします。

コマンドー [DVD]