Xtra Acme USA（Jon Spencer Blues Explosion）

前作"Acme"はアクメどころか全くグッと来なかったので、自分は不感症なのでは、と軽く心配もいたしました。当該作品と比べると本作は、タイトルが示すとおりオマケ的なものでしかないのですが、むしろそのオマケの方にこそ込み上げる快感を感じさせられました。

1曲目初っ端のギターは腰に、そこに被さるJohn さんのヴォーカルは脳天に、さらに被さる鍵盤は膝に来ます。2曲目以降はもう祭。オマケだけあって全部詰め込んだ結果、クソ長いアルバムになっておりますので、バカ正直に付き合い続けると足腰立たなくなること請け合いです。

有名な話といえば有名な話ですが、ジャケットに写っているのはWinona Ryderです。映画"Night on the Planet"に出演している頃は、なんかもう、むちゃくちゃに可愛かったWinonaさん。万引き騒ぎの辺りから単なるオツム不足のセレブリティ扱いされておりますが*1、彼女がJohn Spencerに扮して歌い踊るプロモーションビデオが製作されているとの話を最初に聞いたときは、心が少なからず踊ったものです。

ビデオの方は、いざフタを開けてみると、正直3分持たない感じで、写真だけにしておけばよかったのにと落胆したのですが、彼女が出演しているという新作"Darwin Awards"は、性根が著しく歪曲したかなりキンキーな映画になっているようなので、彼女の再起も込めてかなり期待している昨今です。

Xtra Acme Usa

*1:実際そうだったのかもしれないが。