奇人たちの晩餐会(Francis Veber)
他でもなく我らが国の外務大臣が
「文化水準の一番高い国はと訊かれれば、それは多分フランスという事に成ります」
と大胆な発言をしておりましたが、本気でモノを言っているのでしょうか。
フランス人の作った映画を観ていると、彼らの羞恥心や倫理観や性的モラルというのが良く分からなくなるときがあります。バカをバカとして情け容赦なく扱った上で、最後にちょいと持ち上げてイイ話で終わるのかと思うと、
ドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
と貶めて、「馬鹿は死ななきゃ直らない」的大団円にしてしまう本作を観てみると、彼らの文化水準が一番高いとはとても思えません。
あ、でも、めちゃくちゃに面白いのは確かです。
バカついでに一つ。いつだったか、フジテレビが深夜の時間帯に「バカ100人」というような題名の番組を放映しておりました。ビビる大木さんが「あなたよりバカを紹介してください」とバカ行脚を続けるそのコンテンツはかなり面白かった反面で放映にはそれなりのリスクが伴うはずの性質のものでした。そこら辺の棘棘しい雰囲気を一発で緩和する関根勤のリアクションの威力に感服いたしました。ちなみに100人目のバカは出演しているフジテレビの局アナでした。局アナにとっては「バカも仕事のうち」ということですね。
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