Going Back Home(Dr.Feelgood)

初めて自腹で購入した記念すべきDVDです。


トコロは池袋。Tower Recordsのとあるモニターの前でした。ふと気づくと初めて目の当たりにする「動くDr.Feelgood」が其処に!

その瞬間から5秒ほど画面に釘付けになり、「目に毒だ」と思い直し、発作的に下りのエレベーターに逃亡。「動くWilko Johnsonをもう一度観たい」という欲求を抑えきれずに結局は一番安い海外の製品を注文したのですが、届いてみたら別のものが入っておりました。

内容はごく最近のDr.Feelgoodのライブ。故意にしても実現不可能級にダサいジャケットは、お目当てのブツの故意にしてもたまたま上手くいったとしか思えないほど激烈に格好いいジャケットとは似ても似つかないもの。

事此処に至り意地になって、即返品して今度は国内版*1を購入。最初からそうしろっつう話ですね・・・この年齢になってもDVD1枚買うのにドタバタしてみっともない。


で、中身ですが最高です。最高すぎて笑いが止まりません。


ヴォーカルのLeeさん。あなたほどに力をこめてハンドマイクを握りしめて歌う人間を見たことがありません。もう死んでしまったそうですね。


ドラムのBig Figureさん。実は、Blues Brothersのジェイク並につぶらな瞳をしているのにサングラスをいつもかけているのは照れ隠しでしょうか。実はドラム上手いんですね。


ベースのJohn B. Sparksさん。イカした名前の割には、さえないオッサン的風貌ですね。カールコードでアンプと繋がったまま延々とステージ上で前後に動き続けるあなたは、ある意味でWilkoさん以上に印象的でした。


そして、ギターのWilko Johsonさん。何がそんなに気に入らないのやらと最初は思いましたが、実はただただ単純に気合が入り過ぎて余分な気合が溢れているだけだったんですね。ギターソロになると、ぎりぎりまでゼンマイを巻いて手を離したチョロQみたいに弾け飛ぶ貴方の姿からココリコ田中しか思い出せなくなってしまって非常に辛いです*2


ゴーイング・バック・ホーム [VHS]

ゴーイング・バック・ホーム [VHS]

*1:本稿をmixiから転載した2010年9月現在、「再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません」となっている。あのとき買っておいてホントに良かった。

*2:空耳アワーで「花のパリ傍、ナメコ蕎麦」と聞いてしまってからはQueenの"Melancholy Blues"がまともに聞けなくなってしまったのと同じ。