スポーツ(東京事変)
このバンド(あるいはその関連人物たち)と出会って、様々な作品が世に出るたびに感じたことを書き留めてきましたが、そのときそのときに感じたことが点ではなくて線になっているのを、本作の演奏や歌詞を通じて実感しました。
これほどまでの作品を3,000円で買って楽しめることは幸せだなぁ・・・と個人的な感慨を噛み締めるのも勿論悪くはないのですが、本作には、もうゲップが出るほどに売れてほしいなぁ…という夢までを見てしまうのでありました。
もうそんな具合に感無量な状態なのですが、あまり抽象的なことばかりだと此処に書く意味もないので少々具体的な感想を書きます。
すでに何周も聴きましたが、どれもキャッチーかつアクロバティックで素晴らしい曲ばかり*1。もう延々と感想を書き連ねたい衝動を抑えるのに必死ですが、だからこそ佳作とも言える"FAIR"の渋かっこよさが際立つ、とだけ申し上げましょう。
いや、あと一点。
『絶体絶命』という曲の転調。ワタクシこういうのにはてんで弱い。何気ない瞬間に涅槃が垣間見えました。
なおワタクシがこのアルバムばっかり聴いてるんで、ウチの嫁には「飽きた」といわれました。
いやー、その発想はなかった(笑)。
- アーティスト: 東京事変
- 出版社/メーカー: EMI Records Japan
- 発売日: 2010/02/24
- メディア: CD
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*1:このアルバムの曲、ライブでどうやって演奏するんかいな…。コーラスは入り組んでるし、ひとまず無理なところも幾つかある。ファンにとっては贅沢なセカンドディッシュです(演奏する方は堪ったもんだろうが)。