Ramones Mania（The Ramones）

最近、小学校の頃の同級生たちとバンドを組みました。いまさらオリジナルソングで訴えたいことなどありゃしないので純粋に演奏を楽しもうと思っているのですが、それすらも高いハードルとなっています。

例えば、ドラムス担当の男は最初の練習までにドラムスを叩いたことがありませんでした。

私が彼に「ハイハットが4つでスネアが1つ…」と８ビートをひとしきり説明すると、

「ところでスネアって何？」 *1

と捨て犬のような澄んだ目でこちらを見つめるような、そんな自然体な男です。

そんな彼でも練習を始めて30分でロック演奏の練習にしっかり参加できてしまう。

そんな奇跡のような話が、この世界で嘘にならないのは、The Ramonesのお陰です。其の点についての感謝の気持ちたるや言葉にできません。彼の超ビッグバンドU2も、若かりし頃、ライブハウスのオーディションでThe Ramonesの曲をオリジナルと偽って演奏したと聞きます。

…ただ、正味な話、自分がまさかこの歳で大真面目にThe Ramonesの曲を演奏するとは思いませんでした。実際やってるときは笑えるぐらいに一生懸命にこなしてましたが、練習後、徐々に照れ臭さが込み上げてきてどうにもこうにもならず、焼酎を飲んで誤魔化しました。

Ramones Mania

*1:無論ハイハットも何のことだか分かっていない。