Coda(Led Zeppelin)

John Bonhumさんの没後*1にリリースされたその名も「最終楽章」と銘打たれた本作品。

その制作背景や各トラックの録音時期のバラッバラぷりから、Led Zeppelinの正規作品として尊重するような態度がどうもハナから自分には欠けていたようです。

要するに、ボツの寄せ集めなんざまっぴらゴメンだ、と思っていたわけです。

ワタクシみたいな極東の微生物が不遜な態度を取って申し訳ございませんでした*2。増してや、要するに聴いてなかったわけですので罪は重い。ええ。折檻部屋行きですね。


思えばZeppelinクラスの飛行体になると、現役時代に投下した爆弾(作品)はどれもこれも巨大でありました*3

が、不時着寸前の死に体からイタチの最後ッ屁のようにひねり出された最後の一撃もまた此処まで兇悪だとは。


"I Can't Quit You"のライブバージョン(?)が収録されていることに今更気付き、聴いてみたらあら大変。

不発弾かと思って弄んでいたら手元で爆発、即死、と相成りました。


Coda

Coda

*1:酔っ払って寝ゲロを気管に詰まらせて窒息して天に召されたそうな。本当にどうしようもない。真偽のほどは置いといて、最近こういった、しょーもない死に方をする人のことをロック界においてもトンと聞かない。とどのつまり世界は少しずつマトモになってきているんではないかと思う。

*2:冷静になって考えてみると、あの大量殺戮兵器級の作品"Physical Graffiti"でさえ、半分ぐらいは「ボツ」で構成されているのだ。土下座。

*3:古い例えになってしまうが、「ぷよぷよ」で向こう側の画面であのぷよぷよしている奴らがなんかバカスカ消えて行っているなと思っていたらちょっと間が空いて自分の方の画面に塊が「どぉぉぉん」と落っこちてくる、あのイメージに近い。小市民は逃げ惑うしかないが無駄な抵抗だとも言える。